ダウントンアビーは、1900年代初頭のイギリスの貴族文化を知る上で、とっても役立つドラマです。
ストーリーの中心にいるグランサム伯爵一家の子は女子のみです。
グランサム一家をとりまく様々な出来事、人間関係など、日常といえば日常、非日常といえば非日常をドラマシリーズを通して、たくさんの学びが得られます。
今回は、キャストのひとり、次女イーディス (Edith) 役のローラ・カーマイケル (Laura Carmichael) について取り上げてみたいと思います。
- ローラ・カーマイケルのダウントンアビーでの役どころ (イーディス役)
- ローラ・カーマイケルの経歴
- ローラ・カーマイケルの出演作品
ローラ・カーマイケルの出演は、ドラマの全シーズン、劇場版の2作品のすべてです
ダウントンアビーでのイーディスのキャラ設定
ダウントンアビーにおけるイーディスのキャラ設定は以下の通りです。
- 名前:レディ・イーディス・クローリー (Lady Edith Crawley)
- クローリー一家の三姉妹の次女
- 姉メアリーと仲が良くない。何かにつけて姉と張り合う
- 姉の過去を暴く行動に出る
- 三姉妹の中で最後に幸せをつかんだ
クローリー一家の三姉妹は、メアリー、イーディス、シビルの三人です。
そのうち、メアリーは一番性格がきついというか悪いというか、長女らしいキャラです。そして三女シビルは、貴族のしきたりにとらわれずに、自分の信じる道をまっすぐ歩むキャラでした。
それから、次女のイーディスは、長女や三女ほど目立たないものの、長女とは良い関係が築けなかったり、結婚できそうでできなかったり、なんともかわいそうな立ち位置です。
もし、「三姉妹のうち、性格が違う一人を選ぶとしたら誰?」という質問をされたら、きっと私は「イーディス」と答えるだろうなと思うのですが、ローラ・カーマイケル自身もそのように答えていました。
“… she had to be quite different from the two other girls Lady Mary and Lady Sybil”.
引用元:Laura Carmichael Wikipediaページ
(意訳:イーディスは、長女のレディ・メアリーや三女のレディ・シビルとはかなり違う性格でした。)
イーディスは、どこか姉メアリーと張り合おうとしている様子がよく見てとれて、あるときはメアリーを陥れようと、メアリーの誰にも知られたくない過去を第三者にばらしたことさえあります。
メアリーとイーディス、どちらが性格が悪いか、答えが出ないくらいです。
が、三女シビルが不幸にも命を落とし、イーディスがメアリーに対して「私たち昔のように仲良くできるかしら」と言ったとき、メアリーが「どうかしら (I doubt it).」と返したのを見て、
イーディスよりメアリーの方がひどい
と、感じました。
亡き次女の前なのに、メアリーは正直すぎ!
ので、イーディスはきっといい人です。
イーディスという名前の由来
次女イーディスの名前、あまり聞き慣れない名前だと思いませんか?
長女のメアリーの名前は、言うまでもなく聖母マリアを連想させますので、なじみがありますよね。
「イーディス」という名前の語源についても調べてみました。
Origin and meaning (語源と意味):
The name Edith is girl’s name of English origin meaning “prosperous in war”.
(意訳:英語起源で、「戦争で繁栄」するという意味の女子の名)Edith was a hugely popular name a hundred years ago that’s being revived among stylish parents in Stockholm and London. It’s currently beginning to gain traction in the US among those with a taste for old-fashioned names with a soft but strong image.
引用元:Baby Name DNA
(意訳:Edithは100年前に大流行した名前で、ストックホルムやロンドンのおしゃれな親たちの間でリバイバルしているそうです。現在、アメリカでは、古風な名前、ソフトで強いイメージを好む人々の間で人気が出始めている。)
「100年前に流行った名前」ということで、キャストの名前を時代背景と照らし合わせて、ちゃんと考えられていたことが分かりました。
ただし、「戦争で繁栄」という意味だなんて、物騒にもほどがある、と現代なら言われてしまいそうです。
ローラ・カーマイケルについて
一方、イーディス役を演じたローラ・カーマイケルについてご紹介すると以下の通りになります。
- 1986年7月16日イギリス・サウサンプトン (Southanpton) 生まれ (2023年1月現在36歳)
- 三姉妹の次女
- 職業:俳優
- 活動開始2009年 (当時24歳)。※ダウントンアビー公開は2010年
- パートナーはMichael C. Fox。息子が1人
生まれた土地であるサウサンプトン (Southampton) は、ロンドンから南西へ電車で2時間ほどの距離にありました。
サウサンプトンは、あのタイタニック号が出向した港として有名ですね。
また、活動開始が2009年ですが、ダウントンアビーの放送が始まったのが2010年ですので、活動を開始した翌年に、ダウントンアビーのイーディス役を手に入れたということになります。
演劇を学校で学んだあと、俳優になるまでの2年間で、教育アシスタント、受付、ベビーシッターなどを経験しています。
すでに1児の母
そして、パートナーがいて、そのパートナーというのが、ダウントンアビー・シーズン5&6に出演した下僕の一人、アンディー役 (Michael C. Fox) でした。
マイケル・C・フォックスについては以下の記事をどうぞ。
そして、2人の間には2021年に第一子の男児が生まれています。
イーディス役としては女の子を出産していましたが、実生活では男児の母となっていました!
母となったローラ・カーマイケルが今後、どんな演技を見せてくれるのかも楽しみです。
ダウントンアビー以外の出演作品
ローラ・カーマイケルが出演した作品の中で、現在、動画配信サービスで視聴できる作品を調べてみたところ、以下の3作品が見つかりました。
タイトル | どこで見れる? | 公開年 | メモ |
スパニッシュ・プリンセス キャサリン・オブ・アラゴン物語 | Amazonプライム + LIONGATE+ | 2019年 | マーガレット・ポール役 |
女刑事マーチェラ | NETFLIX | 2016年 | イギリスのドラマ |
ボヴァリー夫人 | U-NEXT | 2014年 | 使用人アンリエット役 |
2014年公開の映画「ボヴァリー夫人」では、使用人役を演じています。
ダウントンアビーでは貴族の娘役だったのに、メイクと衣装がかわるだけで、使用人っぽくなるものなんだなぁと妙に感心してしまいました。
おとなしく、おちついた表情を見せているローラ・カーマイケルが別人のようでした。
ダウントンアビー|次女イーディス役のローラ・カーマイケルって?・まとめ
ダウントンアビーで、クローリー家の次女イーディス・クローリーを演じるローラ・カーマイケルについてご紹介しました。
- 名前:レディ・イーディス・クローリー (Lady Edith Crawley)
- クローリー一家の三姉妹の次女
- 姉メアリーと仲が良くない。何かにつけて姉と張り合う
- 姉の過去を暴く行動に出る
- 三姉妹の中で最後に幸せをつかんだ
ダウントンアビーで共演したMichael C. Fox (下僕のアンディ役) がパートナーで、男児が2021年に誕生しています。
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