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ダウントンアビー|長女メアリーが侍女に買いに行かせた避妊具とは?

イギリスの作品

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1話見終わるたびに、[次のエピソード] ボタンを押す手が止まらなくて、ちょっと困っています。

続きが気になって、ついつい見続けてしまうんですよね。

さて、シーズン5・第2話で、長女メアリーが侍女アンナにとある本を見せながら、「これを買ってきてほしい」と避妊具を依頼するシーンがあります。

本には何かの挿絵が描かれていますが、具体的に何だったのかはっきりとは見えませんでした。

1900年代初頭のイギリスに存在していた避妊具の中で、何を買いに行かせたのか調べてみました。

この記事でわかること
  • メアリーが侍女に買いに行かせた避妊具は何だったか
  • 本の著者「マリー・ストープス」とは誰か
  • 当時の避妊に対する意識
管理人
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ダウントンアビーは貴族の話なので、まさか避妊具の話になるとは!

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メアリーが欲しかったのは子宮頸管キャップ

メアリーがアンナに買ってくるよう依頼したのは「子宮頸管けいかんキャップ」でした。このことは、UCLA Libraryの記事に記載があります。

子宮頸管けいかんキャップはペッサリーに似たものですが、ペッサリーより、それより小さく硬いものです。

(略) …the rubber cervical cap was what likely was in the brown bag Anna brought Lady Mary from the pharmacy, as this was the method of birth control that Stopes most highly recommended in her book.

(訳:アンナが薬局からメアリーに購入した茶色の袋に入っていたのは、おそらくゴム製の子宮頸管キャップであろう。これはマリー・ストープスが著書の中で一番すすめていたものである。)

引用元:UCLA Libraryの記事

ドラマの中で、メアリーがアンナに見せていたのは、マリー・ストープスの著書でした。

また、買い物を頼まれて迷っているアンナが「男性側に頼んでみては?」と問い返していましたが、メアリーの返答は以下のセリフでした。

I don’t think one should rely on a man in that department, do you?

(意訳:この手のことで男性に頼れる?ムリでしょ。)

引用元:ダウントンアビー シーズン5・第2話

つまり、男性側がするもの (こと) ではなく、女性側がするものであることを示していることからも分かります。

管理人
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庶民の持つ貴族のイメージを覆された……

では、ドラマに出てきた著者のマリー・ストープスって、どんな人なんでしょう?

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本の著者マリー・ストープスって誰?

マリー・ストープスは、スコットランド出身の植物学者です。

植物の研究のみならず、自身の5年間の結婚生活から得た学びから、性の問題について研究した人物です。

  • 名前:マリー・ストープス (Marie Carmichael Stopes)
  • 1880年スコットランド・エジンバラ生まれの植物学者、作家、活動家
  • 1907年に来日し、植物学者藤井健次郎に付いて共同研究した
  • 自身の結婚生活の経験から、産児制限運動や性教育に取り組んだ
  • 著作に “Married Love” と “Wise Parenthood” がある (ともに1918年)

当時、著作の “Married Love” (結婚で結ばれた愛) は物議を醸したといいますが、1900年代初めという時代に、女性が性や避妊について語るということが、どういうことだったのかは想像に難くありません。

なお、ドラマで触れられたマリー・ストープの書籍は、Amazonで購入することができます。

上記書籍、”Wise Parenthood” (賢明な親) の中では、さまざまな避妊法を紹介していて、子宮頸管けいかんキャップはその中のひとつでした。

また、上記書籍 “Married Love” (結婚で結ばれた愛) は、生殖能力や、家族計画がテーマの書籍です。

シーズン5・第6話で、アンナが自宅に隠していた上記の書籍をベイツが発見していましたね。

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当時の避妊に対する考え方

今より100年以上前の時代では、避妊に対する考え方が現在とだいぶ異なることが、ドラマの中のメアリーや薬剤師の言動から分かります。

メアリーの言動
  • 未婚の自分が買いに行って身バレしたら大変なので、既婚者のアンナに買いに行かせる
  • 男性には避妊のことをお願いできない (頼りにならない)

シーズン1のときのメアリーの奔放さはシーズン5でも健在で、妊娠したくないなら一緒に旅行に行かなければいい、というのはメアリーには通じないみたいですね。

貴族として避妊具を買いに行く姿は見られたくないが、交際相手と旅行に行くのはいい、という謎理論にはびっくりします。

まぁ、メアリーの言い分の結婚で失敗したくない、相性をきちんと確かめたい、というのは分からなくもないですが、アンナが気の毒で……。

管理人
管理人

仕事だから仕方ないとはいえ、かわいそう

薬剤師の言動
  • 買い物客のアンナに既婚者かどうかを確認する
  • 「禁欲」をすすめる
  • 健康上の理由で妊娠がリスクになることを伝えて初めて販売に同意

薬剤師から既婚者かどうかを確認されたのは、当のアンナも動揺しているのが分かりました。(さっさと売ってあげて……!)

いや、こっちは客なんだから、既婚か未婚かなんて関係ないでしょう……と、現代人だったら、その場で捨て台詞を吐いて立ち去るかもしれません。

それに、「禁欲」をすすめてきたのには笑ってしまいました。当時の薬剤師には、「行為をしておいて妊娠したくない」女性は理解できなかったのかもしれないですね。

どこかで役立つ作品中の英語フレーズはこちら

The way things are going, life will be lived in much closer quarters in future.(このままいけば、将来はもっと近い距離で暮らすことになる。)

ダウントンアビー シーズン5 エピソード2より

メアリーが侍女アンナに言った言葉です。昔は、夫婦でも広い部屋に使用人とともに暮らしていたけれど、現代は違う、夫婦がより近い暮らしをする、と伝えたかったようです。

だからこそ、体の相性も知っておきたかった、ということになるのでしょうか。

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ダウントンアビー|長女メアリーが侍女に買いに行かせた避妊具とは?・まとめ

ダウントンアビーシーズン5・第2話で、メアリーが侍女アンナに買いに行かせた避妊具は子宮頸管けいかんキャップでした。

男性ではなく、女性が使用できる避妊具として1900年初頭のイギリスでも手に入れられた避妊具です。

また、ダウントンアビーの中で出てきたマリー・ストープスは、避妊について記した著書 “Married Love” や “Wise Parenthood”で当時、物議を醸した植物学者、作家、活動家でした。

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※本ページの情報は2023年1月時点での情報です。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトにてご確認ください。

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かさね

英語でドラマを見るのが好きです。英語を使った仕事をしているのですが、仕事に行き詰ったときに、息抜きにドラマを見ます。
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