キリング・イヴの脚本は誰の手によるものなのでしょうか。
調べてみたところ、各シーズンごとに複数の脚本家が関わっており、視聴した人の評価もバラバラのようです。
なお、原作者は、以下の記事でご紹介したようにルーク・ジェニングスで、原作は「CODENAME VILLANELLE」を含む3冊となっています。
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個人的に好きなのは、シーズン1の第4、第5エピソードです。
不遜な態度だったフランクが、追われる立場になって子犬のように弱くなる様子が何とも言えません
キリング・イヴ シーズン1の脚本家
まずはキリング・イヴシーズン1の脚本家について調べてみました。
話数 | 日本語タイトル | 英語タイトル | 脚本 | 米国視聴者数 (百万人) |
1 | 「その顔、すてき」 | “Nice Face” | フィービー・ウォーラー=ブリッジ | 0.423 |
2 | 「あとで行く」 | “I’ll Deal with Him Later” | フィービー・ウォーラー=ブリッジ | 0.371 |
3 | 「また会えた」 | “Don’t I Know You?” | ヴィッキー・ジョーンズ | 0.388 |
4 | 「ごめんね」 | “Sorry Baby” | ジョージ・ケイ | 0.503 |
5 | 「バスルームじゃなきゃ」 | “I Have a Thing About Bathrooms” | フィービー・ウォーラー=ブリッジ | 0.518 |
6 | 「連れてって!」 | “Take Me to the Hole” | ジョージ・ケイ | 0.537 |
7 | 「自由はイヤ」 | “I Don’t Want to Be Free” | ロブ・ウィリアムズ | 0.485 |
8 | 「疲れちゃった」 | “God, I’m Tired” | フィービー・ウォーラー=ブリッジ | 0.701 |
意外な結末だったためか、最終話の第8話が一番、視聴者数が多いですね。
イヴの性格が露わになりつつ、非常にスリリングなストーリーだったのが視聴者数の多さに影響しているのかもしれません。
フィービー・ウォーラー=ブリッジってどんな人?
さて、全8話のうち、4話を担当しているフィービー・ウォーラー=ブリッジはどんな人なのでしょうか。
Wikipediaを確認してみると、1985年生まれのイギリスの女優、脚本家、テレビプロデューサーとあります。また、「Fleabag フリーバッグ」で主役を演じています。
テレビプロデューサーというと、60代のおじさんのイメージがするのですが、フィービーは30代半ばで、キリング・イヴの脚本・製作を手掛けています。
女優もやって製作にも関わって、という素晴らしい経歴の持ち主なんですね。
キリング・イヴ シーズン2の脚本家
続いて、キリング・イヴシーズン2の脚本家についてです。
話数 | 日本語タイトル | 英語タイトル | 脚本 | 米国視聴者数 (百万人) |
1 | 「死体棄てられる?」 | “Do You Know How to Dispose of a Body?” | エメラルド・フェネル | 0.403 |
2 | 「キレイだね」 | “Nice and Neat” | エメラルド・フェネル | 0.321 |
3 | 「私ははらぺこあおむ」 | “The Hungry Caterpillar” | エメラルド・フェネル、ヘンリエッタ & ジェシカ・アシュワース | 0.361 |
4 | 「病める時も」 | “Desperate Times” | エメラルド・フェネル、D・C・ムーア | 0.459 |
5 | 「じゃまたね」 | “Smell You Later” | フレディ・サイボーン | 0.454 |
6 | 「正常位楽しんで!」 | “I Hope You Like Missionary!” | ジェレミー・ダイソン | 0.402 |
7 | 「覚醒したかも」 | “Wide Awake” | エメラルド・フェネル | 0.419 |
8 | 「あたしのものよ」 | “You’re Mine” | エメラルド・フェネル | 0.367 |
シーズン1は、第8話が最も視聴者数が多かったのに、シーズン2の方はといえば、視聴者数がだいぶ下落しました。
個人的には、第8話のストーリーもさながら、ローマの街並みや遺跡が背景に沢山映り込んでいるのが、楽しいポイントでした。
残虐性がありながら、軽快なストーリー展開であるところが、私には好みでした。
エメラルド・フェネルってどんな人?
さて、エメラルド・フェネルは、シーズン2の全8話のうち、6話に関わっていますが、どんな人なのでしょうか?
エメラルド・フェネルも、上記のフィービー・ウォーラー=ブリッジと同様に、女優、脚本家、プロデューサーとしての顔を持っています。それに加え、小説家、映画監督という面もありました。
1985年ロンドン生まれで、こちらも30代半ばでキリング・イヴシーズン2の脚本を手掛けていたことが分かります。
また、キリング・イヴ第2話の「キレイだね」にて第71回エミー賞のドラマシリーズ脚本賞にノミネートされています。さらに、イギリス女王エリザベス2世の治世を描いている「ザ・クラウン」にも出演し、カミラ夫人を演じています。
キリング・イヴ シーズン3の脚本家
そして、キリング・イヴシーズン3の脚本家についてご紹介です。
話数 | 日本語タイトル | 英語タイトル | 脚本 | 米国視聴者数 (百万人) |
1 | 「焦っちゃだめ」 | “Slowly Slowly Catchy” | スザンヌ・ヒースコート | 0.443 |
2 | 「管理職ってツライ」 | “Management Sucks” | アンナ・ジョーダン | 0.342 |
3 | 「ビスケットがない」 | “Meetings Have Buscuits” | ローラ・ニール | 0.334 |
4 | 「まだイケる!」 | “Still Got It” | エリノア・クック | 0.380 |
5 | 「ピナーから来たの?」 | “Are You From Pinner” | スザンヌ・ヒースコート | 0.419 |
6 | 「ゲームは終わり」 | “End of Game” | クリッシー・ダッカー | 0.340 |
7 | 「あなたは美しきモンスター」 | “Beautiful Monster” | ローラ・ニール | 0.357 |
8 | 「リードしないの?」 | “Are You Leading or Am I” | スザンヌ・ヒースコート & ローラ・ニール | 0.393 |
ローラ・ニールってどんな人?
シーズン3、シーズン4に、ローラ・ニールの名前が脚本家として計7回上がっています。
ローラ・ニールとはどんな人なんでしょう。
2011年から脚本家としての活動を開始し、手がけた作品は、キリング・イヴで7作目となります。
上記記事に投稿されたコメントで、なぜか分かりませんが、手がけた話数の多いシーズン4に対する評価が、酷評もいいところで、なんだかかわいそうになってきます。
何シーズンも続くドラマの場合、最初のシーズンの方が比較的評価がよいのは一般的なので、あまり他人のコメントは気にせず、ドラマを見た方がいいのかもしれません。
キリング・イヴ シーズン4の脚本家
最後に、キリング・イヴ シーズン4の脚本家についてご紹介します。
話数 | 日本語タイトル | 英語タイトル | 脚本 | 米国視聴者数 (百万人) |
1 | 「ビショ濡れにして!」 | “Don’t Dunk Me” | ローラ・ニール | 0.435 |
2 | 「食われないでね」 | “Don’t get Eaten” | ローラ・ニール | 0.341 |
3 | 「ベージュのブーツを履いた虹」 | “A Rainbow in Beige Boots” | ケイリー・ルウェリン | 0.300 |
4 | 「苦痛と飢え」 | “It’s Agony and I’m Ravenous” | ケイリー・ルウェリン | 0.377 |
5 | 「深入りしないで」 | “Don’t Get Attached” | ローラ・ニール & ジョージア・レスター | 0.194 |
6 | 「やった!私の勝ち」 | “Oh Goodie, I’m the Winner” | ケイリー・ルウェリン | 0.273 |
7 | 「死体はきれいに処理するの」 | “Making Dead Things Look Nice” | サラ・シモンズ | 0.354 |
8 | 「やあ 負け犬ども」 | “Hello, Losers” | ローラ・ニール | 0.354 |
なお、キリング・イヴ シーズン4は2022年10月時点では、日本では視聴することができません。
2022年11月に、WOWOWで放送・動画配信されることが判明しています。申込み月は無料で視聴することができますので、この機会に利用してみてはいかがでしょう?
キリング・イヴ 脚本家は誰?全4シーズンの脚本家をチェック・まとめ
今回の記事では、キリング・イヴの全4シーズンの脚本家についてまとめました。
シーズン | 主筆脚本家 | メモ |
1 | フィービー・ウォーラー=ブリッジ | 女優、テレビプロデューサーでもある |
2 | エメラルド・フェネル | 女優、プロデューサー、小説家、映画監督としての顔も持つ |
3 | ローラ・ニール | – |
4 | ローラ・ニール | – |
シーズンごとに複数の脚本家が関わっていて、その中でも、主筆脚本家が存在することが分かりました。
米国での視聴者数にも反映されていますが、シーズン1が一番面白いと感じました (シーズン4はまだ視聴していないため除いています)。
これが脚本家によるものか否かは分かりませんが、とりあえず全シーズン楽しめたらよいのではないでしょうか。
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