ダウントンアビーを視聴して、1900年代初頭の貴族文化というものに触れるのを楽しんでいます。
演じているのは現代の俳優さんたちなのに、当時の人々の生き方を直接自分の目で見ているような気分になります。
というわけで、ドラマを毎日見る生活にどっぷり浸かっています。
さて、今回は、ダウントンアビーシーズン1からシーズン6まで出演している、グランサム伯爵役のヒュー・ボネヴィルについてご紹介したいと思います。
- ヒュー・ボネヴィルのダウントンアビーでの役どころ (グランサム伯爵役)
- ヒュー・ボネヴィルの経歴
- ヒュー・ボネヴィルの出演作品
ヒュー・ボネヴィルの出演は、ドラマのシーズン1~6と、劇場版2つです (つまり全部です)
ダウントンアビーでのグランサム伯爵のキャラ設定
ダウントンアビーにおけるグランサム伯爵のキャラ設定は以下の通りです。
- グランサム伯爵ロバート・クローリー (Earl of Grantham, Robert Crawley)
- 第7代目
- 子どもは3人で全員女子だったため、相続問題を抱えることとなった
- 父は他界、母ヴァイオレットは健在
- 妻はアメリカ人
伯爵とは、5つある爵位のうちの3番目に位置しています。
爵位には男性も女性もつくことができたので、「男爵」の女性版もあります。「女男爵」と呼ぶようです。
爵位 | 日本語 | 男性 | 女性 |
1 | 公爵 | Duke | Duchess |
2 | 侯爵 | Marquess/Marquis | Marchioness |
3 | 伯爵 | Earl/Count | Countess |
4 | 子爵 | Viscount | Viscountess |
5 | 男爵 | Baron | Baroness |
なお、爵位を持つ人物の配偶者も同じ爵位になるので、ダウントンアビーの場合は、グランサム伯爵に対して、妻コーラは「グランサム伯爵夫人 (Countess of Grantham)」という呼び方をされていました。
「Earless of Grantham 」とはならないところが面白いですね。
そして、この物語の中心となるのが、グランサム伯爵の相続問題です。
伯爵と妻コーラの間に生まれたのが女子3人だったため、当時の「限嗣相続制」という決まりにより女子は相続できなかったため、遠戚が相続人となります。
さらに、嫁いできたコーラはアメリカ人でしたが、多額の持参金をたずさえて来たので、グランサム伯爵一家の資産はその分増えたものの、相続問題によりその資産の行方が懸念されることともなりました。
グランサム伯爵は、お固いところもありますが、家族思いのよき夫・父です
ロバートという名前の由来
現代でも、ロバートという名前は珍しくはない名前ですが、気になったので、語源についても調べてみました。
「ロバート」という名前の語源を検索してみると、以下のように書かれています。
The name Robert is both a boy’s name and a girl’s name of German, English origin meaning “bright fame”.
引用元:Baby Name DNA
(意訳:ドイツ語、英語を起源とする「明るい名声」という意味の男子・女子の名)
女子の名前にも使われているとは知りませんでしたが、グランサム伯爵一家の「名声」を表しているのだとしたら、役にぴったりの名前だと言えるかもしれません。
「ロバート」という名前のニックネームは「ボブ」や「ボビー」ですが、貴族だからか、母親のヴァイオレットでさえも、ニックネームで呼ぶシーンは皆無でした。
ニックネームで呼ぶのは、貴族ではありえないのでしょうか。
ヒュー・ボネヴィルについて
一方、グランサム伯爵役を演じたヒュー・ボネヴィルについてご紹介すると以下の通りになります。
- 1963年11月10日イギリス・ロンドンのパディントン生まれ (2023年1月現在59歳)
- 職業:俳優、ナレーター
- 活動開始1990年 (当時27歳)
- 妻はルシンダ・エヴァンス。息子が1人
- 2019年、ウェストサセックス州の副統監に任命された
現在59歳ということは、ダウントンアビーシーズン1は2010年の作品ですので、演じていたのは45~46歳頃ということになります。
なかなか若いお父さんだったということですね。
さらに、落ち着いた聞きやすい声の持ち主ですので、俳優という職業のみではなく、数々のオーディオブックでナレーターを務めていることも納得です。
なお、生まれた場所のパディントンは、ロンドン市内にあります。ヒュー・ボネヴィルは生粋のロンドンっ子ということですね。
そして、何よりも驚いたのが、2019年10月8日に住まいのあるウェストサセックス州の副統監に任命されたということです。
「副統監」は英語で、”Deputy Lieutenant” ですが、省略形の “DL” を一生涯、名前の最後につけることが許されているということです。
ちょっと庶民には、考えられないですね…。
俳優として、イギリスの貴族文化をドラマを通して伝えることに貢献してきた、ということなのかもしれません。
副統監は、地域のコミュニティに貢献してきた人や、他の分野で公職に就いた経験のある人が選ばれる傾向にある。
引用元:副統監についてのWikipedia
次のセクションでは、ダウントンアビー以外での出演作品をご紹介します。
ダウントンアビー以外の出演作品
ヒュー・ボネヴィルが出演した作品の中で、現在、動画配信サービスで視聴できる作品を調べてみたところ、以下の6作品が見つかりました。
タイトル | どこで見れる? | 公開年 | メモ |
アイ・ケイム・バイ | Netflix | 2022年 | |
英国総督 最後の家 | Hulu | 2017年 | |
ブレス しあわせの呼吸 | U-NEXT | 2017年 | |
シャンハイ | U-NEXT | 2010年 | 渡辺謙、菊地凛子と共演 |
アイリス | U-NEXT | 2001年 | ケイト・ウィンスレットと共演 |
ノッティングヒルの恋人 | U-NEXT | 1999年 |
「シャンハイ」、「アイリス」ではそれぞれ、渡辺謙や菊地凛子と、ケイト・ウィンスレットと共演していたのは、全く知りませんでした。
いずれも今から20年以上前の作品ですが、ヒュー・ボネヴィルは今の面影がほんの少しあるくらいで、言われないと分からないほどです。
どちらかといえば、ダウントンアビーやそれ以降の作品の方が、ヒュー・ボネヴィルの渋い雰囲気がよく出ていて、むしろこっちの方が好印象ですね。
とてもいい年齢の重ね方をしているのではないでしょうか。
マシュー役のダン・スティーヴンスは最近の雰囲気より、ダウントンアビーのときの方が、素敵に見えます
ダウントンアビー|グランサム伯爵役ヒュー・ボネヴィルって?・まとめ
ダウントンアビーで、グランサム伯爵ロバート・クローリー役のヒュー・ボネヴィルについてご紹介しました。
- 1963年11月10日イギリス・ロンドンのパディントン生まれ (2023年1月現在59歳)
- 職業:俳優、ナレーター
- 活動開始1990年 (当時27歳)
- 妻はルシンダ・エヴァンス。子供は1人
- 2019年、ウェストサセックス州の副統監に任命された
ウエストサセックス州の副統監に任命された、というのは驚きでした。もうただの俳優ではない、ということですね。
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