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THE LAST OF US (ラストオブアス) でサムがフェイスペイントをしていた理由

アメリカの作品

2023/1/16より、THE LAST OF US (ラストオブアス)U-NEXTにて独占配信されています。

THE LAST OF US (ラストオブアス) は全9話ですが、2023/3/13 (月) に字幕版第9話の配信が終わりました。

吹替版は、2023/4/10 (月) に第9話が配信です。

⇒字幕版が先行して配信され、約1ヵ月遅れで吹替版が配信されています。

さて、第4話、第5話では、ヘンリーとサムの兄弟が出てきて、ジョエルとエリーの旅における重要なシーンが展開されました。

弟サムは耳が不自由なようで、兄ヘンリーとは手話で会話をしていました。

さらに、サムの目の周囲はオレンジ色でペイントされていて、それに気をとられて、しばらく会話やストーリーが頭に入ってこなかったのですが、このフェイスペイントはどんな意味を持っていたんでしょうか。

今回の記事では、弟サムの顔にほどこされたフェイスペイントの意味について調べてみました。

この記事でわかること
  • ヘンリーの弟サムがフェイスペイントをしていた理由
  • サムを演じた役者とは
管理人
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ヘンリーとサムの兄弟は、第4話と第5話に出演しています

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サムのフェイスペイントの意味

サムの顔にフェイスペイントをほどこしたのは、兄ヘンリーでした (第5話)。

ヘンリーは、サムがクレヨンで絵を描いていて、その中にオレンジ色のフェイスマスクを着けたヒーローの絵 「スーパーサム (Super Sam)」があることに気が付きました。

ヘンリーは、サムを「スーパーサム」にするべく、顔にオレンジ色の絵具でフェイスペイントをしたのでした。

  • 兄ヘンリーが、弟を「スーパーサム」にするべく、オレンジ色の絵具でフェイスペイントをした

管理人
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サムの描いた絵をちゃんと見てなかったので、見直しました

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弟サムのハンディ

弟サムは耳が不自由で、さらには白血病も患っていました。

その白血病を治すための薬が必要だったため、兄ヘンリーは密告をすることで治療薬を手に入れたのでした。

しかし、その密告により、キャスリンの兄が命を落とし、今度はヘンリー自身がキャスリンに命を狙われるハメになっていましたが……。

耳が聞こえないことで、状況をあまり飲み込めず恐怖を感じていた弟サムを、フェイスペイントによって、強く奮い立たせようとした兄ヘンリーのやさしさだったのかもしれません。

サムを演じた役者

サムを演じたのは、実生活でも聾者のキーボン・ウッダードでした。

  • 名前:キーボン・ウッダード (Keivonn Montreal Woodard)
  • アイスホッケーチームに所属
  • 6世代にわたって聾者の家系
  • 母も俳優業
  • 米国メリーランド州ボウイ在住

ゲーム版ではサムというキャラクターは聾者ではなかったものの、プロデューサーの意向により聾者の少年をキャスティングしようとしたといいます。

7-12歳であること、黒人であること、聾者であることの3つを満たした役者がいなかったため、ツイッターでオーディションをやることをアナウンスしたところ、見事サムの役を手に入れたのがキーボン・ウッダードでした。

以下のYouTube動画から、母親とインタビューに答えるキーボン・ウッダードの様子がわかります。

「Interview with Keivonn Woodard in HBO’s “The Last of Us” series」

母親のエイプリルは、聾者であるために、俳優としてのキャリアで多くの壁にぶつかったといいます。

キーボン・ウッダードにとって、母のサポートは大きかったことと想像されます。カナダ・アルバータでの撮影にも同行していたようです。

なお、キーボン・ウッダードが住んでいる米国メリーランド州ボウイは、ボルチモアとワシントンDCのほぼ中間に位置しています。

どこかで役立つドラマの中の英語フレーズはこちら

You are informers. Inform! (密告者でしょう。密告しなさい!)

THE LAST OF US (ラストオブアス) 5話より

兄を殺されたキャスリンが、密告者たちを目の前にヘンリーの居場所を吐かせようとしたときに言ったセリフです。

字幕では「密告者でしょう。言いなさい!」となっていました。

日本語の「密告者」だと裏切り者のニュアンスが含まれますが、”informer” だと「informする人」つまり「情報提供者」なので印象がソフトになりますね。

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THE LAST OF US (ラストオブアス) でサムがフェイスペイントをしていた理由・まとめ

THE LAST OF US (ラストオブアス)の第4話、5話に出てくるサムがオレンジ色のフェイスペイントをしている理由についてご紹介しました。

  • 兄ヘンリーが、弟を「スーパーサム」にするべく、オレンジ色の絵具でフェイスペイントをした

サムを演じるキーボン・ウッダードは、実生活でも聾者で、作品中で見られた手話は撮影のためだけのものではなく、聾者として生きるのに必要な術でした。

ひと昔前なら、障がいを持った人の役は健常者が演じることが多かったので、時代は変わったなぁ、と感じます。

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※本ページの情報は2023年4月時点での情報です。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトにてご確認ください。

兄ヘンリーについては、以下の記事をどうぞ。

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かさね

英語でドラマを見るのが好きです。英語を使った仕事をしているのですが、仕事に行き詰ったときに、息抜きにドラマを見ます。
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