ドラマ「ラブ＆デス」｜事件の担当弁護士のその後

2023/4/27 (木) より、アメリカのドラマ ラブ＆デスが、U-NEXTにて独占配信されています。

最終話の第7話で、関係者のその後がテロップで次々に表示されていました。

中でも気になったのが、キャンディ・モンゴメリの弁護士を務めたドン・クラウダー (Don Crowder) のその後でした。

今回の記事では、ドン・クラウダー弁護士の経歴とその後についてご紹介したいと思います。

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キャンディ・モンゴメリの弁護士ドン・クラウダーの経歴

まずは、ドン・クラウダー弁護士が、キャンディ・モンゴメリの弁護を務めるまでの経歴をご紹介します。

高校時代、大学時代は、アメリカンフットボールへ打ち込んだものの、アメフトチームへの入団は叶わず (網膜剥離のため)、ロースクールへの進学を決定したとのこと。

ロースクール3年のときに、高校の同級生キャロル・パーカーと結婚。

キャロルは当時離婚して2人の子どもがおり、当時、子どものいる人との結婚は珍しいことだったと、キャロルは振り返っています。

ロースクール卒業後わずか3ヵ月で、法律事務所を設立したのは、さすがの行動力と思います。

1980年にキャンディ・モンゴメリの弁護人になったのは、妻キャロルが教会に入会し、それに付き合って彼自身も入会したためです。

ドンは教会の評議員にもなり、キャンディとの関わりが増えていったことで、キャンディはドンに弁護を依頼したのでしょう。

ドン・クラウダー弁護士のその後

キャンディの裁判以降はこんなことが起きていました。

キャンディ・モンゴメリの裁判では、地元では判決に対する大きな反発が起きていたこと、そして、友人と思っていた人々から避けられるようになったことから、ドンにも少なからず影響があったことは想像に難くありません。

それでも、テキサス州知事選に出馬し、勝利は逃したものの、11.03%の得票率で第3位になったことは、裁判による知名度のみで勝ち取ったものではなさそうです。

そして、知事選から5年後には、スポーツバーを開業しますが、事業が立ち行かなくなり、結果的に5年で閉店しています。

さらに、悪いことは続くもので、時を同じくして妻キャロルと離婚。数ヵ月後シェリと再婚します。

翌年の1997年には、弟バリーが酔った勢いでけん銃により自死を遂げます。

結局は、自身も弟と同じようにけん銃で最期を遂げています。

キャンディ・モンゴメリの人生を救った弁護士が、直接的か間接的か、もしくはその弁護とは無関係なのかは分かりませんが、自身の人生がむしばまれていったのは、何とも皮肉なことだと思います。

キャンディ・モンゴメリの弁護をしなかったら……、という「たられば」の話をしても仕方ありませんが、そう思わずにはいられません。

ドン・クラウダー弁護士の最後

さて、ドン・クラウダー弁護士がすでに存命していないことは、上記でご紹介した通りですが、さらに調べてみたところ、同弁護士のお墓の情報が見つかりました。

上記リンクにある墓石の写真で、向かって右側は、生年月日と命日が伝わっている情報と一致するので、ドン・クラウダー弁護士本人のものと思われます。

向かって左側は、夭折した娘のもののようです。

事件の起きたテキサス州ワイリーから、車で1時間未満のところに位置しています。

テキサス州で暮らし、人生の終わりもテキサス州で迎えたということですね。

ドラマ「ラブ＆デス」｜事件の担当弁護士のその後・まとめ

今回の記事では、ドラマ「ラブ＆デス」でキャンディ・モンゴメリを弁護したドン・クラウダーの「弁護を務めるまで」と「弁護を務めた後」についてご紹介しました。

キャンディ・モンゴメリという一人の人生を救った一方で、ドン・クラウダー弁護士自身の人生は、少しずつ壊れていき、最後は、自分自身で幕を引いてしまいました。

ドラマのストーリーでは語られない、関係者の「それまで」と「その後」を調べてみました。

知らなかった事実を知ってしまうと、何とも言えない切なさを感じるものですね……。

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