ダウントンアビーに出てくる犬の名前は何？｜犬種も

イギリスの1900年初頭の貴族グランサム伯爵一家にフォーカスしたドラマ、ダウントンアビーをU-NEXTにて視聴しています。

貴族や使用人といった人間のみならず、グランサム伯爵一家の飼っている馬や犬も登場します。

今回の記事では、ダウントンアビーに出てくる犬に注目したいと思います。

犬の名前はファラオ、アイシス

すべてのエピソードに犬が登場しているわけではないので、犬の名前に注目して記憶している人は少ないかもしれません。

シーズン1とシーズン2では、いずれも白っぽい大型犬が登場していますが、実は別個体の犬でした。

ダウントンアビー・シーズン1に出てくる犬はこちらです：

ドラマのオープニングでは、白い大型犬がしっぽを振りながら歩いている姿を確認できます。(以下の動画を参照)

オープニングに出ている犬は、初代の犬です。

そして、ダウントンアビー・シーズン2に出ている犬は2代目です：

シーズン2・第9話では、使用人の一人トマスに勝手に連れ出され、小屋に閉じ込められるという出来事がありました。

トマスに噛み付くこともなく、そしてクローリー一家の面々が小屋近くまで探しに来ても、吠えることもなく、おとなしい犬でした。

ダウントンアビーの飼い犬の名前の由来

犬の名前がファラオやアイシスときたら、連想されるのは「エジプト」ですね。

撮影に使用されたお城がハイクレア・カースルであることは以下の記事でご紹介しました。

なぜ、「エジプト」なのか？

このハイクレア・カースルの現所有者である第8代カーナヴォン伯爵を3代さかのぼると、第5代カーナヴォン伯爵にたどりつきます。

この第5代カーナヴォン伯爵こそが、貴族でもあり考古学者でもあった人物で、ツタンカーメンの墓の発掘のための資金提供を行なった人でした。

そういうわけで、「ファラオ」と「アイシス (イシス)」という名前が犬たちに付けられたというわけですね。

初代のファラオが亡くなってしまったことで、2代目に代替わりとなったのですが、当初は別の犬であることを秘密にしようとしたようです。

ところが、性別も違うし大きさも違うし、勘のいい視聴者は気が付いてしまうだろうという考えに至り、秘密にするのはやめにした、とのことです。

ラブラドール・レトリーバーという犬種

ラブラドール・レトリーバーという犬種には、毛色が3種類あります。

ダウントンアビーに出ているファラオやアイシスは、ほとんど白のような色をしているので、てっきり「ホワイト」が色の種類にあるのかと思っていました。

ところが、ホワイトという色は存在せず、白っぽくても分類は「イエロー」になるようです。

ゴールデンレトリーバーとは別の犬種

「ラブラドール・レトリーバー」と聞くと、似た犬種として「ゴールデンレトリーバー」が連想されます。

ところが、「ラブラドール・レトリーバー」と「ゴールデンレトリーバー」の間には、親戚関係は一切なし、ということです。

「レトリーバー」は英語の “retrieve” から来ていて、「取り戻す」、「取り返す」という意味で、”retriever” は犬にあてはめると獲物を回収する犬、つまり「狩猟犬」ということになります。

犬の習性としては類似しているけれども、血縁的には関係ないのですね。

ダウントンアビーに出てくる犬の名前は何？｜犬種も・まとめ

当記事では、ダウントンアビーに出てくる犬の名前について調べました。

	ドラマでの名前	犬種	性別	実際の名前
初代	ファラオ (Pharaoh)	ラブラドール・レトリーバー (イエロー)	オス	ローリー (Roly)
2代目	アイシス (Isis)	ラブラドール・レトリーバー (イエロー)	メス	エリー (Ellie)

また、撮影場所となったお城、ハイクレア・カースルの所有者は、第5代カーナヴォン伯爵の子孫で、第5代カーナヴォン伯爵は、ツタンカーメンの墓発掘プロジェクトの資金提供者でした。

そういうわけで、犬たちにエジプトにちなんだ名前がつけられたのでした。

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