ダウントンアビーは、1900年代初頭の貴族であるグランサム伯爵を中心とした伯爵一家と、伯爵一家に仕える使用人たちがおりなすヒューマンドラマです。
貴族だからといって心が清らかなわけでも、使用人だからといって心が汚れているわけでもなく、現代人と心の内は変わらないのだと気付かされています。
今回は、伯爵付従者のジョン・ベイツ役のブレンダン・コイルについてご紹介したいと思います。
- ブレンダン・コイルのダウントンアビーでの役どころ (ジョン・ベイツ役)
- ブレンダン・コイルの経歴
- ブレンダン・コイルの出演作品
ブレンダン・コイルの出演は、ドラマのシーズン1~6と、劇場版2つ (つまり全部) です
ダウントンアビーでのジョン・ベイツのキャラ設定
ダウントンアビーにおけるジョン・ベイツのキャラ設定は以下の通りです。
- 名前:ジョン・ベイツ (John Bates)
- グランサム伯爵一家に仕える使用人のひとり (伯爵付従者)
- 足が悪いので杖を使用
- 妻は侍女のアンナ
- 前妻殺しの疑いで一時期収監
- 伯爵家に来たばかりの頃は他の使用人から嫌がらせを受けた
ボーア戦争で、グランサム伯爵の従卒を務めたという縁があって、ジョン・ベイツは従者としてグランサム伯爵邸で働くこととなったというのが始まりでした。
邸宅に来たばかりの頃は、下僕のトーマス・バローや侍女のオブライエンから、嫌がらせを受けてました。一旦は使用人として務まらないということで、クビになりかけたものの、伯爵 (←クビを宣告した本人) が翻意して、失業は免れました。
ほどなくして、嫌がらせはおさまったものの、ベイツは前妻殺しの疑いをかけられて収監されたり、妻を暴行した犯人を死に至らしめた疑いで妻が収監されたり、敵を作らない夫婦なのに、なぜか不運がつきまといます。
ベイツ本人は、オブライエンの弱みに通じていたり、グランサム伯爵の困りごとを助ける方法を心得ていたり、非常に機転の利く従者として描かれています。
嫌がらせをしてくるトーマスに対してさえ、優しさを見せるあたり、この人は「聖人」か?と思ってしまうほど。
妻アンナも、誰も敵に回さないキャラクターで、この2人が夫婦になったのもうなずけるし、悪だくみをしないので安心して見ていられます。
とはいえ、善人ばかりではドラマとしてつまらないので、トーマスのような悪いのも必要!
ジョンという名前の由来
ついでに、ジョン・ベイツの「ジョン」という名前についても由来を調べてみました。
「ジョン」について知っていることといえば、聖書に出てくる「ヨハネ」と同じ由来ということくらいですが、「ジョン」という名前の語源を検索してみると、以下のように書かれています。
「ジョン」の持つ意味:”God is gracious”. (神は憐れみ深い。)
引用元:Baby Name DNA
John is an English derivative of the Hebrew name Yochanan via the Latin name Iohannes, itself coming from the Greek Ioannes.
(意訳:Johnは、ギリシャ語のIoannes→ラテン語のIohannes→ヘブライ語のYochanan→英語の派生した名前である。)
「ジョン」は、ヘブライ語、ラテン語、ギリシャ語と多岐にわたって存在していた名前ということですね。
そのことも関係してか、この名前のランキングは、過去100年間で30位を下ったことがないというのは驚きです。
さらに、「ジョン」は男性ばかりに使われる名前だと思っていたら、女性の「ジョン」もあるのだとか。
名前ひとつで、歴史が少し見えてきました。
ブレンダン・コイルについて
一方、ジョン・ベイツ役を演じたブレンダン・コイルについてご紹介すると以下の通りになります。
- 名前:ブレンダン・コイル (Brendan Coyle)
- 1962年12月2日イギリス・コービー生まれ (2023年1月現在60歳)
- 母はスコットランド系、父はアイルランド系
- 職業:俳優
- 活動開始は1992年 (当時30歳)
活動開始は30歳の頃だったようなので、俳優としては遅咲きだったかもしれません。
なお、ダウントンアビーに関連した、Youtubeの映像がありました。
6:22あたりから、ブレンダン・コイルの紹介が始まります。ぜひチェックしてみてください!
なお、ブレンダン・コイルが生まれたコービー (Corby) は、ロンドンから北へ電車で1時間半ほどの距離にあります。(コービーの場所が隠れていたら、地図をドラッグしてみてください)
ちなみに、Twitterのアカウントはこちらです。近影をみると、ますます渋い俳優になってきているのがよく分かります!
次のセクションでは、ダウントンアビー以外での出演作品をご紹介します。
ダウントンアビー以外の出演作品
ブレンダン・コイルが出演した作品の中で、現在、動画配信サービスで視聴できる作品を調べてみたところ、以下の3作品が見つかりました。
タイトル | どこで見れる? | 公開年 | メモ |
ふたりの女王 メアリーとエリザベス | U-NEXT | 2018年 | ・イギリスの作品 |
レクイエム: マチルダ・グレイの秘密 | NETFLIX | 2018年 | ・イギリスの作品 |
世界一キライなあなたに | U-NEXT | 2016年 | ・アメリカの作品 |
ジャケット | U-NEXT | 2005年 | ・アメリカの作品 ・キーラ・ナイトレイ出演作品 |
「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」では、メアリーの2番目の夫となる、ヘンリーの父、マシュー・スチュアート (レノックス伯) を演じていました。
ピリオド・ドラマ (歴史ドラマ) で見るブレンダン・コイルに見慣れていると、別のピリオド・ドラマでもしっくりきます。
それにしても、ブレンダン・コイルのどっしりと落ち着いた雰囲気には、つい映画のストーリーに引き込まれてしまいますね。
一方、「世界一キライなあなたに」は、歴史ものではなく、現代を舞台にした映画です。ブレンダン・コイルは、主人公のルイーザ・クラークの父親を演じています。ちょうど、ダウントンアビー・シーズン6の後の作品なので、雰囲気はまったく同じです。
ところが、2005年の作品「ジャケット」では、同じような雰囲気なんだけれど、なんとなくパッとしない感じです。
若い頃より、年を重ねた最近の方がとても雰囲気があります。
ぜひ見比べてほしい!
ちなみに、キーラ・ナイトレイの別の作品「プライドと偏見」については、以下の記事をどうぞ。
ダウントンアビー|使用人ジョン・ベイツ役ブレンダン・コイルって?・まとめ
ダウントンアビーで、伯爵付従者ジョン・ベイツを演じているブレンダン・コイルについてまとめました。
- 名前:ブレンダン・コイル (Brendan Coyle)
- 1962年12月2日イギリス・コービー生まれ (2023年1月現在60歳)
- 母はスコットランド系、父はアイルランド系
- 職業:俳優
- 活動開始は1992年 (当時30歳)
若い頃より、最近の雰囲気の方がぐっと渋さが増してきて、ダウントンアビー以外での演技を見たいと思わせる風貌です。
「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」は、ストーリーを楽しみながら、歴史も学べる作品ですので、気になる方はこちらもチェックしてみてください。
なお、ダウントンアビーシーズン1~6と劇場版は、U-NEXTで配信中です。
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ダウントンアビーのドラマ作品や劇場版に加え、ブレンダン・コイルの出演している作品をまとめて楽しんでみましょう!
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