スリラードラマのキリング・イヴを毎日見ているせいで、ストーリー展開に追いつくのに必死になりながら、あの場面でなぜ?という疑問が次から次へと浮かび、頭の中はドラマのことでいっぱいです。
今回は、シーズン1に出てくる語学教師、アンナに焦点をあててみたいと思います。
ヴィラネルの過去を探る上で重要なキーとなる、アンナの出演シーンはシーズン1の第7話と8話です。
- アンナの人物像
- アンナの不可解なところ
アンナの人物像
語学教師アンナについてドラマから分かることは以下です。
- 語学教師
- ヴィラネルと関係があった
- 見ず知らずの人に警戒心がない
- ヴィラネルの私物、大量の手紙を自宅に保管
- ヴィラネルと対峙
熱心な語学教師である一方で、愛する夫を失っても、人を恨むことをしない、私には理解できない人物です。
ヴィラネルとの大量の手紙を見ると、関わった人をもクレイジーにさせてしまう不思議な力が、ヴィラネルにはあるのかも、と感じました。
私には、ただのサイコパスにしか見えないのですが、サイコパスに深く関わると、関わった人もサイコパスになってしまうのでしょうか。
役者はスーザン・リンチ/Susan Lynch
語学教師であるアンナを演じているのは、北アイルランド出身の女優、スーザン・リンチ (Susan Lynch) です。
1991年の20歳のときから、女優としてのキャリアを開始しました。
映画、テレビドラマに多数出演しており、Irish Film and Television Academy Awardを3回受賞しています。
よくよく見てみると、映画版のダウントン・アビー にも出演していますね。
「キリング・イヴ」のシーズン1~3は、U-NEXTで視聴できますが、ダウントン・アビーも映画版、ドラマ版ともに視聴ができます
アンナの行動の不可解さ
ネタバレしないように、あらすじには極力触れずに、アンナの行動の不可解な点を書いてみました。
誰でも家に招き入れる
ヴィラネルの過去を探るべく語学学校へ向かい、アンナへ接触を試みたイヴのことも、ヴィラネルにアンナの家に入れてもらうよう仕向けられたイリナのことも、ほとんど警戒することなく、アンナは自宅に招き入れています。
初めて会った他人を、そう簡単に家に入れるものなんでしょうか。
それとも私の警戒心が強いだけ?
そういえば、ヴィラネルのことを亡くなったと伝えに、家に訪ねて来たコンスタンティンからは、ヴィラネルのコートを受け取っています。
交際していた相手の所有物とはいえ、見ず知らずの人からものを受け取るのって、怖くないんでしょうか。
余談ですが、イリナが女の子と気づいたのは、途中で「she」と呼ばれていたからです
ヴィラネルとの関係
ストーリーの中で、アンナとヴィラネルとの関係が明かされていきますが、愛する夫との関係もあるのに、そっちも?!と思わざるをえません。
性的指向はさまざまなので、型に当てはめて考えようとすること自体が間違いなのかもしれません。
ヴィラネルの男性に対する異常な憎しみも、シーズン2以降で明かされることを期待します。
シーズン1だけでは、ストーリーだけを追っていると消化不良になります。
なので、繰り返し視聴して、ストーリー以外の楽しみを見つけるといいかも (衣装、街並み等々)
アンナの最後のシーン
そばにいたイリナがあっと驚いたように、視聴者も同じように、あぁっと叫んだのではないでしょうか。
ドラマだと分かっていても、そっちなの!?という意外性を目の当たりにすると、声が自然に出てしまうものですね。
アンナは前もって準備していたようですし、何をどうするか想定していたのかもしれません。
亡くなったと聞かされていても、心のどこかでは生きているかも、と思っていたのではないでしょうか。
多言語習得の目的
「キリング・イヴ」のWikiページを見ると、言語のセクションに8ヵ国が記載されていることが分かります。(以下の画像を参照)
最初見たとき、このドラマの提供言語だと勘違いしました。つまり、上記8ヵ国語に吹替または字幕が用意された状態で配信されているのだと。
ところが実際は、ドラマの中で使用されている言語という意味でした。
ドラマを視聴していると、ヴィラネル自身もそうですが、他の演者も英語以外の言語を巧みに操っているのを垣間見ることができます。
ヴィラネルは、ロシア語が母語です。
それに加えて、フランス語や英語が堪能で、それはアンナの力を借りながら、語学学校で必死に語学力を磨いたからに他ならないのですが、そもそも多言語を習得する目的は、この当時から闇の組織と関係していたからかもしれません。
私は、英語に限らず、外国語の習得が好きなので、聞き取れると嬉しい
Killing Eveの公式Twitterアカウントが、こんな動画を投稿していました。
ジョディ・カマーが、とても器用に多言語を操っていています!
Give her an Emmy. #KillingEve pic.twitter.com/5WJ9unGqUk
— Killing Eve (@KillingEve) April 5, 2022
アンナは純粋に、語学を習得したいヴィラネルのために、あれこれ手を尽くして授業をしていたわけですが、その教育が暗殺者の養成に一役買っていたとは想像すらしなかったんだろうな、と思います。
まだまだ闇が深そうなドラマです。
キリングイヴのシーズン1に出てくるアンナって誰・まとめ
当記事では、重要な役になるアンナについてまとめてみました。
残念ながらアンナの出演は、シーズン1のみで終わりです。でも、アンナによるヴィラネルへの語学教育がシーズン2以降も、大きな意味を持っているはずです。
ヨーロッパを股にかけての仕事は、1言語や2言語だけでは、成立しなさそうですから、シーズン2以降もどんな言語が使われるのか、楽しみです。
個人的には、フランス語を聞きたいと思っています。
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