ダウントンアビーをひたすら視聴して、1900年代初頭の貴族文化というものに触れるのを楽しんでいます。
当時の貴族は、限嗣相続制度という、男系親族のみが爵位と全財産を相続するという決まりがあったために、物語の中心にいるグランサム伯爵一家は、相続問題に苦労することとなります。
運命の巡り合わせのおかげか、遠縁にあたるマシュー・クローリーとグランサム伯爵家の長女メアリーが結ばれ、爵位および財産はマシューとメアリー夫妻に引き継がれることで一件落着するかに見えたのに……。
この制度がなかったら、貴族の暮らしもイギリスの歴史も違っていたかもしれません。
さて、今回は、ダウントンアビーシーズン1からシーズン3まで出演している、マシュー役のダン・スティーヴンスについてご紹介したいと思います。
- ダン・スティーヴンスのダウントンアビーでの役どころ (マシュー役)
- ダン・スティーヴンスの経歴
- ダン・スティーヴンスの出演作品
ダン・スティーヴンスの出演は、ドラマのシーズン1~3です
ダウントンアビーでのマシューのキャラ設定
ダウントンアビーにおけるマシューのキャラ設定は以下の通りです。
- 名前:マシュー・クローリー (Matthew Crawley)
- グランサム伯爵ロバートの遠縁
- 元弁護士
- 母は元看護師、父は元医者
- 伯爵の長女メアリーと結婚
マシューは名字が「クローリー」であることから、グランサム伯爵一家と親戚であることは一目瞭然です。
ドラマの中では、グランサム伯爵と「遠縁」だと一言で片づけられていますが、クローリー家の家系図を見てみると、
- グランサム伯爵 (ロバート・クローリー) から4世代さかのぼり、
- 5世代おりてくると、マシュー・クローリーへ辿り着く
ことが分かります。
ちなみに、マシュー・クローリーの前は、同じく親戚のパトリック・クローリー (事故死) が相続予定でしたが、どれくらいの遠縁だったかというと、
- グランサム伯爵 (ロバート・クローリー) から2世代さかのぼり、
- 3世代おりてくると、パトリック・クローリーへ辿り着く
ことが分かります。
確かに、マシューよりはパトリックの方が近縁でした。
家系図の存在している貴族だからこそ、さかのぼれたんでしょうね
また、マシューの登場はシーズン1・第1話からでしたが、父は元医者、母は元看護士、自身は弁護士という、貴族の遠縁としては良い職業についていました。
その弁護士という職をなげうって (?)、爵位と財産の相続人となり、さらに、紆余曲折ありながらも、めでたく長女メアリーとゴールインしました。
メアリーはシーズン1・第3話で登場したオスマン帝国外交官・パムークに一目ぼれしていましたが、順当にマシューと恋に落ちて、安心しました。
パムークより、マシューの方が目の保養になるからね
マシューという名前の由来
現代でも、マシューという名前はよく聞かれますが、1900年代初頭はどうだったのでしょうか。
念のため、「マシュー」という名前の語源を検索してみると、以下のように書かれています。
The name Matthew is boy’s name of Hebrew origin meaning “gift of God”.
引用元:Baby Name DNA
(意訳:ヘブライ語を語源とする「神の贈り物」という意味の男子の名)
「神の贈り物」とは、ダウントンアビーというドラマに当てはめてみれば、グランサム伯爵にとってもきちんとした相続人が現れたこと、長女メアリーにとっては素敵な結婚相手だったことが、それを意味しているかもしれません。
マシューの最後はさておき……。
ダン・スティーヴンスについて
一方、マシュー役を演じたダン・スティーヴンスについてご紹介すると以下の通りになります。
- 1982年10月10日イギリス・ロンドン生まれ (2023年1月現在40歳)
- 生後まもなく養子に出される。血縁の弟がいるが、別の両親に養子に出されている
- 大学で英文学を専攻
- 職業:俳優、作家、ナレーター
- 活動開始1999年 (当時17歳)
- 妻はアフリカ出身のジャズ歌手スージー・ハリエット、子供は3人
大学で英文学を専攻し学士を取得しながら、演劇の分野でもキャリアを積み重ねていったのは、天は二物も三物をも与えたのかもしれません。
また、俳優のみならず、オーディオブックのナレーション、そして、作家・コラムニストといった活動の場を持っているというのは注目すべきポイントです。
次のセクションでは、ダウントンアビー以外での出演作品をご紹介します。
ダウントンアビー以外の出演作品
ダン・スティーヴンスが出演した作品の中で、現在、動画配信サービスで視聴できる作品を調べてみたところ、以下の5作品が見つかりました。
タイトル | どこで見れる? | 公開年 | メモ |
アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド | U-NEXT | 2021年 | ドイツ語の映画 |
ブライズ・スピリット~夫をシェアしたくはありません! | U-NEXT | 2020年 | |
サイコハウス 血を誘う家 | U-NEXT | 2020年 | サイコスリラー |
美女と野獣 | U-NEXT | 2017年 | エマ・ワトソンとの話題作 |
ねじの回転 | U-NEXT | 2009年 | ミシェル・ドッカリーと共演していた |
ミシェル・ドッカリーと過去に共演していた
なんと、「ねじの回転」では2009年にミシェル・ドッカリーと共演していました。
ダウントンアビーは2010年公開のドラマですので、それより前に、ダン・スティーヴンスとミシェル・ドッカリーは共演した映画が存在していました。
ダウントンアビーのシーズン1の2人の面影そのままを確認することができます。
共演の経験があったことも、ダウントンアビーのキャスティングに影響していたかもしれませんね。
ダウントンアビー|マシュー役ダン・スティーヴンスって?・まとめ
ダウントンアビーで、グランサム伯爵ロバートの相続人、そして長女メアリーの夫となったダン・スティーヴンスについてご紹介しました。
- 1982年10月10日イギリス・ロンドン生まれ (2023年1月現在40歳)
- 生後まもなく養子に出される。血縁の弟がいるが、別の両親に養子に出されている
- 大学で英文学を専攻
- 職業:俳優、作家、ナレーター
- 活動開始1999年 (当時17歳)
- 妻はアフリカ出身のジャズ歌手スージー・ハリエット、子供は3人
ダン・スティーヴンスの出演した作品をみると、途切れることなく出演が連続しています。上記でご紹介した出演作品も、実は他にももっとたくさんあります。
たくさんある中から、選りすぐりのものだけをご紹介した次第です。
なお、ダウントンアビーシーズン1~6と劇場版は、U-NEXTで配信中です。
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