「刑事フォイル」アダム役が変わった理由について調べてみた

ドラマ「刑事フォイル」は2002年～のイギリスの作品です。

同作品は、第2次世界大戦中～大戦後のイギリス (1940年～1947年) が舞台となっています。

全9シーズンある中で、後半のシーズン7～9に運転手サマンサ・スチュアートの相手役としてアダム・ウェインライトが登場します。

このアダム、シーズン7と、シーズン8と9とで容姿が異なっていることに気が付きました。

「イケメンとして認識していたんだけど、イケメン枠から少し外れてしまった？違う人？」と思ったので、今回の記事では「刑事フォイル」のアダム役について調べてみました。

なお、「刑事フォイル」の配信状況については、以下の記事でご紹介しています。

↓以下から、「刑事フォイル」(シーズン1～9) を見にいけます↓

「刑事フォイル」でアダムが出ているシーン

まずは、「刑事フォイル」のアダム・ウェインライト役の出演エピソードについてご紹介します。

ストーリーの中で、アダム・ウェインライトが登場するのは、シーズン7～9となっています。

そのうち、シーズン7の全3話で、アダム・ウェインライトを演じているのは、マックス・ブラウンです。

そして、シーズン8の全3話とシーズン9の全3話で、アダム・ウェインライトを演じているのは、ダニエル・ウェイマンです。

マックス・ブラウンが演じるシーン

マックス・ブラウンが演じるアダム・ウェインライトのシーンで印象的なのは、なんといってもシーズン7・第3話 (通算で第22話) 「反逆者の沈黙」で、サマンサ・ステュアートに向き合ってひざまづくところです。

下宿屋の建物がいまにも崩壊しそうな中で、整っていたはずの七三分けが少し乱れながらも、サマンサからの返事をもらって、精悍な顔立ちから笑みがこぼれていました。

見ている方は、「こんな状況で逃げずに何やってるの……」と思ってしまいますが、状況が状況だけに予期せぬ展開にいろいろな意味でドキドキしました。

アダム：I’ve got no house, no job, no money and no future. (家も、仕事も、お金も、未来もない。)

「刑事フォイル」シーズン7・第3話より

一文無しでも、こういったセリフをイケメンが言うと、なんとかなってしまいそうな安心感が得られます。

ダニエル・ウェイマンが演じるシーン

一方、ダニエル・ウェイマンが演じるアダム・ウェインライトのシーンで印象的なのは、シーズン9・第3話 (通算で第28話) 「エリーズのために」で、一連の騒動が落ち着いたあとに、自宅で妻・サムにねぎらいの言葉をかけたところです。

アダム：Don’t be sad. You saved my career. Again. And you’re gonna be a mother. (悲しまないで。僕のキャリアを救ってくれたんだ。2回もね。それに君は母親になるんだ)

「刑事フォイル」シーズン9・第3話より

マックス・ブラウン演じるアダムと比べると、ダニエル・ウェイマン演じるアダムは、少し細身になって、イケメンというよりは優しさがにじみ出る男性になり、さらに、サムの勇気ある行動によって、その分、影が薄くなった印象です。

一言でいうと、2人の役者の印象が違いすぎて話が入ってこないのです。(ごめんなさい…)

その点はちょっと残念でした。

でも、結果的に見た目が大きく異なるキャスティングになった点については、回避しがたい事態だったのでは？と予想できます。

アダム役が変更になった理由

続いて、「刑事フォイル」でアダム役が変更になった理由についてですが、制作者側による公式発表は残念ながらありません。

しかし、マックス・ブラウンのWikipediaページを覗いてみると、以下のことが書かれています。

He originated the role of Adam Wainwright in Foyle’s War, though the role needed to be re-cast when Brown moved to the United States. Brown also played Evan Marks in the first eighteen episodes of the first season of The CW‘s Beauty and the Beast.

(意訳：マックス・ブラウンは、「刑事フォイル」でアダム役を演じたが、その役はブラウンが米国へ移住したため再キャスティングが行われた。ブラウンは、「ビューティ&ビースト/美女と野獣」のシーズン1・第1～18話でエヴァンを演じた)

Max BrownのWikipediaページより

すでにご紹介したとおり、マックス・ブラウンが「刑事フォイル」でアダム役を演じたのはシーズン7でしたが、このシーズン7というのは、2010年にリリースされています。

そして「ビューティ&ビースト/美女と野獣」は、2012年、2016年リリースの計4シーズンのアメリカのドラマ作品となっています (マックス・ブラウンの出演はシーズン1と4)。

なお、「刑事フォイル」シーズン8のリリースは、2013年です。

「ビューティ&ビースト/美女と野獣」への出演が、「刑事フォイル」シーズン7の後に決まったのか、前に決まっていたのか、知る由もありませんが、マックス・ブラウンのキャリアへの考え方が、アダム役変更という決断に至ったのかもしれません。

「刑事フォイル」でアダム役を演じていた俳優

続いて、初代アダム役と2代目アダム役を演じていた俳優について詳しく見ていきたいと思います。

初代アダム役：マックス・ブラウン

まず、初代アダム役を演じていたマックス・ブラウンについてご紹介します。

マックス・ブラウンの出演作品

タイトル	配信	公開年	メモ
シスター探偵ボニファス	U-NEXT	2022年	・ドラマ作品/イギリス
ダウントン・アビー	U-NEXT	2019年	・映画作品/イギリス ・国王の従者リチャードエリス役
ミストレス 愛人たちの秘密 シーズン１	U-NEXT	2008年	・ドラマ作品/イギリス

2019年の映画「ダウントン・アビー」に出演していたのには気が付きませんでした。

でも、こういう発見があるから映画作品やドラマ作品を見続けるのが楽しいのですよね。

同作品に登場する国王の従者たちは意地悪な人たちが多かったのですが、唯一リチャード・エリス (演マックス・ブラウン) だけは親切な人だったのが印象に残っています。

そして、クローリー家に使えていたトマス・バローの運命を変えたのは、このリチャードでした。

(…というのを作品を見直して思い出しました。)

2代目アダム役：ダニエル・ウェイマン

そして、2代目アダム役のダニエル・ウェイマンについてもご紹介します。

ダニエル・ウェイマンの本名は、ミドルネームが「マックス」なのです。

初代アダムのマックス・ブラウンのファーストネームと同じになっています。

ちなみに、ダニエル・ウェイマンの画像を検索してみるとわかるのですが、「刑事フォイル」でアダムを演じていたときのダニエル・ウェイマンより、最近の画像の方がイケオジになっています。

さえなかったイメージに渋さが加わると、こんなに印象が変わるんだ、という感想を持ちました。

そして、ダニル・ウェイマンはマックス・ブラウンより4歳年上なので、時系列の観点からは、少し老けた感じにしようとしたのかも、とも想像しています。

ダニエル・ウェイマンの出演作品

タイトル	配信	公開年	メモ
ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪	Amazonプライム	2022年～	・ドラマ作品/アメリカ ・計2シーズン
ゴッホ 真実の手紙	U-NEXT	2010年	・映画作品/イギリス

日本で視聴できるダニエル・ウェイマン出演の作品は多くないのですが、「ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪」が出演作品に入っていました。

同作品のシーズン2は2024年リリースなので、比較的最近のダニエル・ウェイマンを見ることができます。

(以下のYouTube動画を参照)

「刑事フォイル」アダム役が変わった理由について調べてみた・まとめ

今回の記事では、イギリスドラマ「刑事フォイル」のアダム・ウェインライト役が変わった理由について調べてみました。

あわせて、アダム・ウェインライト役の登場エピソード、それぞれ誰が演じているのかについてもご紹介しました。

マックス・ブラウンとダニエル・ウェイマンそれぞれが出演している「刑事フォイル」以外の作品については、当記事のこちらをご覧ください (該当箇所へジャンプします)。

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