イギリスドラマ「サンディトン」の原作って？｜エンディングが賛否両論のわけ

イギリスドラマ「サンディトン」は、日本ではシーズン1が配信されていますが、シーズン2、3はイギリスなどでは配信済みであるものの、日本では配信が未定です。

さて、その「サンディトン」の原作者は、数多くの作品で有名な女性作家ジェーン・オースティンです。

オースティンの作品としては、以下のものがあります。

サンディトン シーズン1のエンディングについては賛否両論ありました。ジェーン・オースティンの原作があるのになぜ？と思いますよね。

どうして、賛否両論の論争が生まれるエンディングとなったのか、その理由に迫ります。

サンディトン原作は未完

ジェーン・オースティンは数々の作品を残しましたが、「サンディトン」については、残念ながら未完となっています。

1817年1月に執筆を始め、11章まで書き上げたものの、同年3月半ばに病に伏せたため、執筆を断念せざるを得なかったようです。

ジェーン・オースティンが書いた「サンディトン」11章の中には、実際のところ、主人公のシャーロット (演ローズ・ウィリアムズ) がシドニー・パーカー (演テオ・ジェームズ) と破局する場面は描かれていません。

つまり、その部分はジェーン・オースティンの手によるものではなく、別の作家による創作だったということです。

一説には、シーズン2へストーリーをつなげるための「あえての設定」だったという見方もあるほどです。

オースティンの作品は、ハッピーエンドのものばかりです。

その中で、「サンディトン」だけ他と違うアンハッピーエンドなら、それは否定的な意見が出ても当然と言えます。

サンディトンの原作書籍

このセクションでは、「サンディトン」の原作で購入可能な書籍をまとめてみました。

上記でご紹介した通り、ジェーン・オースティンによる作品としては「未完」状態ですが、他の作家による「完成」状態になった書籍もあります。

いくつかご紹介します。

日本語版サンディトン原作

まず1つ目ですが、日本語版はこちらのみとなっています。

原語のサンディトンを翻訳したもので、ジェーン・オースティンが記したままの「未完」状態となっています。

英語版サンディトン原作

そして、英語版はこちらです。こちらも上記同様、ジェーン・オースティンが記したままの作品で、「未完」状態です。

英語版サンディトン・加筆による完成版

こちらは英語版ですが、別の作家の手により完成版となった作品です。

どれを読むのが正解というのは特にないと思いますが、「未完」のものから読んで、加筆による「完成版」を読むのが、どこまでがジェーン・オースティンの手によるものか、どこからが加筆によるものか、はっきり分かってよいのかもしれません。

イギリスドラマ「サンディトン」の原作って？エンディングが賛否両論のわけ・まとめ

イギリスドラマ「サンディトン」シーズン1のエンディングが賛否両論のわけをご紹介しました。

ジェーン・オースティンの執筆が本人の病により中断され、そのまま亡くなってしまったため、「サンディトン」は未完状態のままになりました。

ドラマの中でシャーロットとシドニー・パーカーがハッピーエンドにならないのは、原作にはなかった部分でした。

ジェーン・オースティンはどのようなエンディングを意図していたのかは、今となっては知る由もありません。

また、原作の書籍についてはいくつか種類がありました。(以下の一覧を参照)

日本語版原作 (未完)	英語版原作 (未完)	英語版 (加筆による完成版)
サンディトン―ジェイン・オースティン作品集	Sanditon & Other Stories (Collins Classics)	Sanditon: Austen’s Last Novel (English Edition)

なお、サンディトンは、複数の動画配信サービスで視聴することが可能です。

「サンディトン」の配信状況

動画配信サービス	話数	U-NEXT	Hulu	Amazonプライム
サンディトン シリーズ1	8	◎	◎	〇レンタル
サンディトン シリーズ2	6	×	×	×
サンディトン シリーズ3	6	×	×	×
月額料金 (税込)	–	2,189円	1,026円	600円
無料期間	–	31日間	なし	30日間

中でも、U-NEXTでしたら、最初の31日間は無料でお試しできますので、31日間楽しんだあと、継続するか解約するか決めることができます。

また、見放題作品が30万本と、取り扱い数がダントツに多いので、サンディトン以外の海外ドラマ・映画も楽しむことができます！