キリング・イヴシーズン3第5話では、ヴィラネルがロシアの家族のもとを訪ね、これまで明かされてこなかったヴィラネルの家族について、少しだけ明らかになってきます。
ところで、本来の名前である「オクサナ」として暮らしたロシアの村は、どこにあるのでしょうか。
前回のエピソードでは、ニコがポーランドの村へ帰りましたが、撮影地はポーランドではなく、ルーマニアにありました。
例にもれず、今回のロシアの村として撮影されたのも、ルーマニアでした。
当記事では、以下のロケ地についてご紹介します。
- ヴィラネルが帰郷したロシアの村、グリズメット (Grismet)
キリング・イヴでは珍しく、当エピソードに出てきたのは、ひとつのロケ地のみでした
ロシアの村グリズメットはどこ
村の入り口に立てられた看板には、村の名前である「Grismet」が記載されていましたが、実はロシアにはこのような名前の村は存在しません。
撮影地は、ルーマニアなのですが、ルーマニアにも「Grismet」は存在しません。
Grismetは架空の村で、撮影地はコマンドー (Comandău) というルーマニアにある村でした。
- スポット名:コマンドー (Comandău)
- 住所:Comandău Romania <<< ルーマニアに存在
- Googleマップ:https://goo.gl/maps/uXgAB47Tt5yUR7rN6
上記、コマンドーについてのWikipediaページによると、このエリアはハンガリー系住民が多く住んでいるとのこと。
さらに、キリング・イヴシーズン3のロケ地として使用されたことも記載されています。
面白いのは、キリング・イヴのことを「comedy spy-thriller」 (コメディ・サスペンス) と紹介しているところです!
「コメディ」というのが言い得て妙で、笑ってしまいました。
ルーマニアの村コマンドーまでの行き方
コマンドーは、ルーマニアの首都ブカレストより、北へ車で5時間ほどの距離に位置しています。(以下の画像を参照)
5時間近くも北上したら、北にあるウクライナまで突き抜けてしまうのでは?と思いきや、ルーマニアという国土は、思いのほか広すぎて、まったくウクライナに到達する距離ではありませんでした。
ブカレストはルーマニア南部に位置しているのでした。(以下の画像を参照)
もし、公共交通機関で行こうとするなら、一旦ブラショフ (Brasov) まで電車 (4時間) で行き、そこから車で1時間半ほどかけて移動することになります。
いずれにせよ、訪問は車なしでは無理ということが分かりました。
訪問が大変な分、ロシアの田舎らしさが出せて、撮影には適した場所だったのかもしれません
ロシア人から見たロシアについての描写についての感想
架空の村「グリズメット (Grismet)」について調べていたら、面白いYouTube動画を見つけました。
ロシア人から見た「キリング・イヴ」でのロシアについての描写を、実体験にもとづいてコメントしています。
- グリズメット (Grismet) という地名がロシアっぽくない
- ロシアにしては家屋が広すぎる
- まだ中身のある酒瓶は置きっぱなしにしない
- キリストの絵が家中にあるのはロシアらしい
- ロシア人は英語が流暢ではない
グリズメット (Grismet) という地名がロシアっぽくない
上記Youtubeチャネルの投稿者Juliaによると、グリズメット (Grismet) という地名はロシアというよりは、ウクライナやポーランドに近い名前とのことです。
Grizolovoとか、Grizlovoだと、ロシアっぽく聞こえるんだそうです。
ほんの少しの違いなのに、ロシア人には違和感があるのですね。面白い
ロシアにしては家屋が広すぎる
ロシアという広大な土地なので、家屋もそれなりに広いのが普通かと思ってしまいますよね。
ですが、ロシアは極寒の土地なので、熱効率とコストの点から考えると、小さい家、小さい部屋になっているのが普通なのだとか。
ロシアという国が縁遠すぎて、どうしても「クレムリン宮殿」の広さをイメージしてしまいますね。
実は家は狭いのが普通だということが分かりました。
まだ中身のある酒瓶は置きっぱなしにしない
ロシアでは、中身のあるアルコールはそのまま置いておかないとのこと。
飲み切った状態になっているのが普通だそうです。
通常、ロシアに対して持たれているステレオタイプが正しいこともある、ということかもしれませんね(笑)。
キリストの絵が家中にあるのはロシアらしい
ロシアでは、車内、家の壁、トイレのドアの外側など、あらゆるところにキリストの絵を飾るのが普通だそうです。
その割に、ロシア人の信心深さが感じられないのは、ウクライナ情勢に関して伝わってくる情報のおかげでしょうか。
国際情勢とは別に、純粋にドラマを楽しめる日が来てほしいものです。
ロシア人は英語が流暢ではない
一部の会話を除き、ほとんどの会話が英語で繰り広げられます。
10歳ほどの子供でさえ、英語を流暢に話すシーンは、視聴している側の調子が狂ってしまうほど、「あれ?」という気分になりました。
実際のところ、投稿者のJuliaによれば、50代前後のロシア人は英語よりもドイツ語を話せるとのことです。
ロシア人が英語が得意というのは、あまり聞いたことがありませんね。
キリング・イヴでヴィラネルが帰郷したロシアの村はどこ?・まとめ
当記事では、以下のロケ地をご紹介しました。
- ヴィラネルが帰郷したロシアの村、グリスメット (Grismet)
グリズメット (Grismet) は実は架空の村で、ロシアには存在していませんでした。
撮影地はロシアではなく、ルーマニアのコマンドー (Comandău) という村でした。
Googleのストリートビューで撮影されていないエリアで、あまり写真で確認できませんでした。残念!
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