ダウントンアビー・オブライエン役の降板理由｜シヴォーン・フィネランって？

U-NEXTでダウントンアビーを連日視聴しています。

ズボラな私は、家事もしなくていい、働く必要もない貴族の暮らしがうらやましい、黙ってても食事は出てくるし (それもただのご飯じゃなくて、毎回ご馳走)、手入れの行き届いた部屋で寝起きし、きらびやかな衣装をとっかえひっかえして……と思っていました。

でも、来客の相手をしなくてはならないし、社交マナーを身につけ、ウィットに富んだ会話ができ、立ち居振る舞いも美しくなくては、貴族が務まらないという現実を知ると、ドラマの中だけでいいかな……という気分になってきました。

だからこそ、ドラマの世界にどっぷりハマったとも言えます(笑)。

さて、今回は、ダウントンアビーシーズン1からシーズン3まで出演していた、使用人サラ・オブライエン役のシヴォーン・フィネランの降板理由についてご紹介したいと思います。

シヴォーン・フィネランがオブライエン役を降板した理由

ダウントンアビーシーズン3の終盤では、使用人サラ・オブライエンは自分の立場があやういことを理解しつつ、クローリー一家以外の貴族 (ローズの母スーザン・マクレア) に取り入るような動きを見せていました。

そして、シーズン4が始まった途端、オブライエンが荷物をまとめて、まだ夜が明けきらないうちに邸宅を後にする様子が流れました。置き手紙だけを残して。

実は、オブライエン役シヴォーン・フィネランは、自らの意志でシーズン4以降に出演しないことを決めたようです。

“I signed up to do three series and that was all I wanted to do. I talked it through with my family and it was the right decision for all of us.”

(意訳：私は3シーズン出演の契約をしていて、それがやりたかったことすべてでした。家族とよく話し合った結果で、家族全員にとって正しい決断でした。)

引用元：Here’s the real reason O’Brien disappeared from ‘Downton Abbey’

さらに、シヴォーン・フィネランのWikipediaを見てみたところ、本人の面白い発言が見つかりました。

Later that year, when asked by the Radio Times how her character’s abrupt exit would be handled, Finneran retorted: “I’m hoping she’s flung off the roof of the Abbey”.

(意訳：その年の後半、Radio Timesから、オブライエンの出番はどう終わりを迎えるのか尋ねられて、フィネランはこう切り返した。「オブライエンが邸宅の屋根から放り落とされることを期待しています」。)

引用元：Siobhan FinneranのWikipedia

シヴォーン・フィネランは、オブライエンというキャラクターが視聴者にどう見られているのかを理解していて、視聴者が何を期待しているのかをズバリ言い当てたような返しとなっています。

シヴォーン・フィネランに限らず、こういったひねりの効いた返しのできる役者さんをとても尊敬します。

ダウントンアビーでのサラ・オブライエンのキャラ設定

ダウントンアビーにおけるサラ・オブライエンのキャラ設定は以下の通りです。

オブライエンがトマスとタバコを吸いながら、陰口をたたいたり悪事をたくらんだりするシーンは、「また出たー！」という思いで見ていました。

が、仲がよさそうだった2人もいつしか足を引っ張り合うようになり、オブライエンは自分の立場があやうくなった途端、グランサム伯爵夫人から、スーザン・マクレア (ローズ・マクレアの母) の方に鞍替えしてしまいました。

立場があやうくなったというのも、元をたどれば自分が引き起こした「グランサム伯爵夫人コーラの流産に関与した」ことが原因でした。

自分のやったことはいずれ自分に返ってくる、ということですね。

決して善人キャラではありませんでしたが、人間誰しもが持っている心の中のイヤーな部分を体現してくれたようなキャラでした。

シヴォーン・フィネランについて

一方、サラ・オブライエン役を演じたシヴォーン・フィネランについてご紹介すると以下の通りになります。

アイルランド人の両親のもとに生まれたということで、名前もアイルランドのものです。

名前のつづりはSiobhán Finneranで、名字のフィネランは読めますが、名前は何と読むか見当がつきませんでした。

読み方は、「シヴォーン」または「シヴァーン」が正しいようです。

“v”が一切入っていないのに、”bh” で “v” の音になるんですね。アイルランド語って面白いなと思いました。

イギリス英語のつづりと読み方も難読ですが、アイルランド英語はそれに輪をかけて難しいですね。

“Siobhán” の語源もあわせて調べてみました：

The name Siobhan is girl’s name of Irish origin meaning “god is gracious”.

(意訳：Siobhan はアイルランド起源で「神は慈悲深い」という意味)

引用元：Baby Name DNA

そして、生まれた土地のオールダムはマンチェスター中心部から北東へ11.1kmの場所に位置しています。

“Oldham” は「オールダム」と読むことも初めて知りました。「オールドハム」ではないのですねー！

次のセクションでは、ダウントンアビー以外での出演作品をご紹介します。

ダウントンアビー以外の出演作品

シヴォーン・フィネランが出演した作品の中で、現在、動画配信サービスで視聴できる作品を調べてみたところ、以下の3作品が見つかりました。

シヴォーン・フィネランの出演作品

タイトル	どこで見れる？	公開年	メモ
刑事ファルチャー 失踪捜査	U-NEXT	2019年	ドラマシリーズ
Happy Valley/ ハッピー・バレー 復讐の町　シリーズ２	U-NEXT	2016年	ドラマシリーズ
Happy Valley/ ハッピー・バレー 復讐の町　シリーズ１	U-NEXT	2014年	ドラマシリーズ

ダウントンアビーでは、質素な服装・髪型 (カツラ) だったので、目立たない印象でしたが、他の作品を見ると明るい雰囲気で、生身の人間らしさが出ています (そりゃそうだ、という感じなんですが)。

ダウントンアビーの印象が刻まれたまま、他の作品を見ると、シヴォーン・フィネランかどうかを認識するのにちょっと時間がかかるほどです。

ダウントンアビー・オブライエンの降板理由｜シヴォーン・フィネランって？・まとめ

ダウントンアビーで、使用人サラ・オブライエン役を演じているシヴォーン・フィネランについてまとめました。

シヴォーン・フィネランがシーズン3で降板した理由は、本人の意志によるものでした。もともとの契約がシーズン3までで、シーズン4以降の契約更新をしなかった、というのが理由でした。

本人としては「やりつくした」ということなのかもしれませんね。

なお、シヴォーン・フィネランについては、以下の通りです。

シヴォーン (Siobhán) という珍しい名前なので、忘れられなくなりました。

今後のドラマや映画の出演も楽しみです。使用人とは違った印象の役がもっと見たいです。

なお、ダウントンアビーシーズン1～6と劇場版は、U-NEXTで配信中です。

U-NEXTなら、最初の31日間は無料でお試しできますので、31日間楽しんだあと、継続するか解約するか決めることができます。

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